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今ドルトムントにいます。やっと日本語ができるネットカフェを発見しました。
ぼくはドイツに来てからこれまで、移動してスタジアムで試合を観てまた移動、ユースホステルをわたり歩き、午前中は街を観光して、午後3時または6時からはスポーツバーやファンフェスト、ユースホステルの中のテレビで一日2,3試合を観るというなかなかタフですが、サッカーファンとしてはしあわせな生活をしています。ドイツは異常気象で毎日35度くらいの暑い日が続いていましたが、昨日からぐっと気温が下がり涼しくなりました。夜は10時過ぎまで明るく、まだ明るいと調子にのって外に出て遊んでいると、疲れがたまってしまいます。
これまでの日本の2試合には正直失望しました。日本の選手はぜんぜん走らないし、ジーコの選手起用もめちゃくちゃです。日本はミドルシュートを打たないので、相手もそれを知っていてペナルティエリア外ではあまりプレスをかけず、日本はボールをキープしているのにだらだらとボールを回すだけで、得点の気配がまったくしませんでした。ボールを奪っても前線へ走る選手がいないのでカウンターもまったく機能しません。中田が試合後に怒っていたようですが、当然のことだと思います。
日本のファンのほとんどは試合後あんなひどい内容で負けた試合なのに、選手に向かって拍手をしています。日本のファンにはお金を持っていそうな中高年の夫婦、若い女性が多く、ほかの国と比べるとミーハーな印象で、若い男がほとんどのクロアチアやイングランドのファンと対照的でした。彼らの国ではサッカー選手は英雄ですが、ひどいプレーをするとファンやマスコミから容赦のない批判を浴びます。試合中も選手の必死さが伝わってきます。日本の選手にはそれがありませんでした。日本がワールドカッップで勝ち進めるようになるには、サッカーが文化として根付き、もっとファンがサッカーを理解して、ワールドカップが単なる流行ではなくなるまでの時間が必要なのかもしれません。
今日は涼しいのでこの前よりはいい試合が観られることを期待しています。もう決勝トーナメント進出の可能性はないに等しいですが、何かが起こらないかと考えずにはいられません。
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