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魚染めの滝降りに関して 横てぃん 06/7/24(月) 10:43

Re:魚染めの滝降りに関して 坂崎(3年目) 06/7/28(金) 1:30
書き込み、ありがとう 元部長 7年目てしがわら 06/7/28(金) 10:52
Re:書き込み、ありがとう ちゅーりん 06/7/28(金) 18:09
連絡番について 坂崎(3年目) 06/7/28(金) 21:00

Re:魚染めの滝降りに関して
 坂崎(3年目)  - 06/7/28(金) 1:30 -

引用なし
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   坂崎です。

私も今回例会でいろいろと発言しましたが、その後また思うこともあり、
例会で発言したことを含めて考えを書かせていただきます。

---------------------------------------------------------------

初めに、何よりも今回の事故は「起こるわけがない」事故だと思うのです。
いわゆる"accident"ではない気がします。「事件」とでも言うべきでしょうか。
この点、今年を含め(私の知りうる限りでの)過去の事故と性格が
大いに異なると思います。

***事故について*******

てっしーさんが述べられたように、レスキューの面もかなりの問題が
あると思いますが、私が一番問題だと思うのは、しつこいですが

1.滝に巻かれることを想定していなかった。
2.怪我をした人がいるにも関わらず、計画を続行した。
3.1、2を含めてやめる選択肢をもてなかった。

ということです。

<1について>
 例会で「レスキュー座学」を散々やっており(去年から冬と春の
2回もやるようになった)、滝があれば「巻かれる」ことなど知っていて
当たり前ではないのでしょうか?(この点は例会での発言もあったように
カヌーを漕いでいる人とそうでない人の間に意識の差があるのかも知れま
せんが・・・)しかも今回はその座学を一番良く知っているはずの人が
事故にあってしまったわけです。
 何のための座学なのでしょうか?単なる川の知識の習得ではないはず
です。今回は、突然思ってもみない事態に巻き込まれたのではなく、
十分に想定されうる状況に自ら突っ込んでいったと理解されるべきだと
考えます。

<2について>
 例会である人が発言しましたが、これは今回最大の「アラーム」だった
と思います。10秒にわたって巻き込まれて、脱臼するという”事故”が起
きていながらも、大丈夫ということで続けたという事実。これは、はっきり
言って、「川を甘く見ていた、安全性に対する意識が薄かった」云々以前の
問題だと思います。
 「この先海」と書かれた看板があるのに、まだ大丈夫と言って突き進み、
落ちちゃった、と言っているようなものです。こんなに大きな警告を無視
してしまうのであれば、一体何がブレーキになるのでしょうか?
将来事故をなくせるのか甚だ疑問です。

<3について>
 これはおそらく非常に難しい問題なのだろうとは思います。カヌーをしに
行っているのに、カヌーをしないという選択肢を選ぶのはなかなかできない
ことでしょう。しかしながら、この問題も2年前のヌビナイ、去年の夏ツアー
など、幾度か話し合われている内容のはずです。

****例会での反省会を終えて******

・部長の書き込みでは、「前下った人の中で1分以上滝つぼにまかれた人が
いること、下る途中に脱臼した人がいるという情報を知っていました。」と
のこと。これ、上で述べた1.と矛盾していませんか?理解に苦しみます。

・「事前に例会で反対されていても行っていただろう」との発言もありました。
もしそうなら、「例会でプレゼンし最悪の事態を想定し」たところで、事故は
防げるのかというのが正直な感想です。確かにレスキュー体制はよくなるの
かも知れませんが、同じように渦に巻き込まれていたでしょう。まず何より
考えるべきは「最悪の事態にならないようにするにはどうすべきか」のはず
です。

・それと関連して「10秒程度巻き込まれただけでは事故として扱っていなかった
だろう」という発言もありました。これも理解に苦しみます。10秒では事故でな
くて、1分なら事故なのでしょうか。おそらく「事故」と認識するのは、そこに
いた人が、「危険だ!」と思うかどうかの問題なのだと思いますが、ここでも同
じ疑問が浮かびます。結局危険な状態に合わなければ、事故は防げないのではな
いか・・?

***まとめ・個人の思い*******************************************

 今後どうするかという点について、様々な意見がでました。それぞれの案は
非常に良いものだと思いますし、今後、事故のことを伝えていくのは重要な
ことでしょう。しかしながら、最初に述べたように、今回の事故は、今までの
体制でも十分に「防げた」事故のはずです。実際に起こったのだから問題がある
ことに間違いはないものの、それにしても納得がいかない部分が多すぎるのです。
前で述べたように、事故報告・議論を通して、本当にこれで事故がなくなるのか
は疑問です。レスキューや、川に対する意識の問題なのでしょうか?
かと言って何か具体的な案があるわけではないのですが・・・。

 例会でも言いましたが、私たちは「大学生」として、大学の中で「北大カヌー
部」として活動しています。大学のサークルとして、やりたいことが何でもでき
る、ということは大学生の特権であり、中学・高校時代の部活にはなかったもの
です。しかしながら、その特権は大学が私たちを(考え・行動その他の点で)
「一人前の大人」として認めてくれているからこそ持てるものであり、大学生
だからといって決して「何やってもいい」というわけではないことを肝に銘じ
ておくべきだと私は思っています。サークルとして良識ある活動・安全対策を
自主的に行えることを前提として、私たちは活動ができるわけですし、また様々
な支援も受けられるわけです。また、この場において「自己責任」はありえま
せん。万が一大きな事故を起こしたとすれば、大沼先生はじめ、多くの方にご迷
惑をかけることになり、また今まで数多くの先輩方が積み上げてきたものを一瞬
にしてぶち壊すことになってしまいます。みんながみんなのことを考えなければ
ならない、そういう場だと今改めて思っています。

 こうした点で、今回私もサークルに対する(今回に関して言えば、滝落ち企画
に対する)責任感がなさすぎたのは大きな反省点です。「怖そうやな・・・」と
は思ったものの特に発言はしませんでした。
 そういった問題点も踏まえて、今後の対策として、例会の場で計画発表、全会
一致が必要とのことになりました。私も今回の反省も踏まえて、サークル一員と
しての「責任」を果たしたいと思っています。しかしながら、いくら例会で
話し合ったところで、いったん川へ行ってしまえばこの「責任」は、当事者が
(サークルの代表として)担わなければならないことも事実です。在札部員には
どうしようもありません。ここで今回のように、「怪我をしても続ける」などと
いう判断があったとすれば、当事者を責めざるを得ない状況になるのは仕方の
ないことでしょう。

 以上、当事者の方たちへの批判ばかりになってしまいましたが、やはり私に
とって今回の事故については納得がいかない部分が多いことをご理解ください。

 しかしながら、同時に忘れてはならないのは、今回の当事者(とくに上級生)
の方々がいなかったら、カヌー部は活動していけないということです。今現在、
カヌー部がこの方々に支えられているのは言うまでもありません。
 だからこそ、個人としてのカヌーだけでなく、サークルとしてのカヌーに
大きい責任を持っていただきたいと思っております。(結果的に大きな負担を
背負っていただくことになり、大変申し訳なく思っているのですが・・・)
 
--------------------------------------------------------------

 今思うことは以上です。この場で私が発言することがよかったことなのか、
自分でもわかりません。私は普段川に行っていないということもあり、皆さん
と視点がずれているところがあると思います。そのために、この発言を見て、
何生意気言ってんだ、他人事のように言いやがってと不快に思われた方もお
られるでしょう。しかしながら、今回の事故については本当に重大だと思って
いますし、今後のカヌー部に何かプラスになればとの思いから自分自身の考え
を正直に連ねさせていただきました。ご批判は承知です。私のためにもカヌー
部のためにも、意見がある方はどんどん発言していただきたいと思っております。

                          3年目 坂崎貴俊

書き込み、ありがとう
 元部長 7年目てしがわら E-MAIL  - 06/7/28(金) 10:52 -

引用なし
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   坂崎さん

貴重な意見、ありがとうございます。
私は「カヌーによく行っている」方の人間です。

よく連絡番をしてくれる坂崎さん、その他のみなさんのありがたさを、恥ずかしながら
今改めて感じています。
連絡番は、川で何か起こったときに連絡をもらい、本部設置までの指揮を執る、
今のカヌー部には大切な役目です。

それを踏まえ、やはり無鉄砲な計画を実行した当事者は責められるべきだと思いました。
連絡番は不慮の事故の時のためですが、この事件の連絡番は、私に言わせれば、

ただの「尻拭い」です。

連絡番を今まで果たされてきた、言わばカヌー部の裏方とも言える方々への
侮辱であり、失礼極まりないことだと思います。
これからは、カヌーに行きたい人の中から、連絡番を1人出すというのも良いのかもしれません。

坂崎さん、勇気を出されての上の書き込み、本当にありがとうございます。

今回の連絡番を担当された方は、どうお感じでしょうか。


追伸
最初の私の書き込みで、この事件を「この件」などと濁した表現にしてきました。
3年目のあなた、そして1年目のK2に「事件」と言われてしまえば、仕方ないですね。

Re:書き込み、ありがとう
 ちゅーりん  - 06/7/28(金) 18:09 -

引用なし
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   今回は僕がたまたま連絡番という役でした。

今回連絡番をして感じたのは、カヌーをする上で絶対に必要な存在であるが現地で何か起こっても札幌にいる以上ほとんど無力な存在でしかない、ということでした。

そもそも連絡番の役割には

“現地からの事故連絡を受ける”ことと、
“漕ぎに行ったグループ全体の無事(遭難かどうか)を確認すること”

がありますが、まず、いざ事故連絡を受けたところで現地メンバーに比べ出来ることは周知の通り圧倒的に少ないです。今回の場合「とりあえず全員上がったから」の一言で、あと連絡番にできることは無事を願うぐらいしか残されていませんでした。
他の在札部員にいたっては連絡があるまで事故が起こったことさえも知れないのです。(実は今回連絡を受けたとき事故とは認識していませんでした。これは今となっては反省しています。)

このことは、“現地メンバーに最大限の判断力が期待され責任の重みがおかれる”ということに置き換えることが出来ると思います。

それでも連絡番は現地と札幌の大切な通信経路であり、実際現地に行って楽しむわけでもないのに責任がおかれているわけです。

もし、現地メンバー(特にリーダー)がそのような連絡番の立場をしっかり認識せず計画を実行したならそのときの連絡番は「尻拭い」的でしょう。計画に対して拒否権をもたせるなど連絡番の立場を上げてもいいかもしれません。ただそれは連絡番に責任をもたせることでもあり、これ以上連絡番に責任を持たせるのもどうかとは思いますが。

また、連絡番はカヌーに行かない(行けない)人がするのがやはり自然だと思います。

連絡番について
 坂崎(3年目)  - 06/7/28(金) 21:00 -

引用なし
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   連絡番について

私はてっしーさんもおっしゃったように、連絡番をすることが
多いです。これは「普段、部に対して何もできていないから、せめて
この仕事ぐらいは・・・・」という思いから引き受けているもの
です(少なくとも私の場合は)。

言っていませんでしたが、事故当日(おそらく事故直後)私のところに
電話がかかってきました。「ざっきー連絡番?」と。そのときは、
別に何も思わず「たぶん中林ですよ。」と明るく返しましたが、
後から思うとぞっとします。もしあの時私が電話に出られなかった
ら・・・。あの後私に電話をかけ続けることで、対応が遅れるのは
必至でしょう。また、本当の連絡番である中林にはリミットを過ぎても
連絡がいかない可能性もあったわけです。

今回のケースも含めて、連絡番が"軽視"されているとすれば、大変
残念なことです。過去にも私が連絡番をした際には、詳細(理由)は省
きますが、メンバーを伝えない、連絡番をつけていたのを忘れていた、
どこで漕いでいるのかわからない、など「あり得ない!」ことがありま
した。私に幾ばかりか非があったのも事実ですが、そういったときには
当然のことながら怒りを感じます。例会等で言ってきたので、最近は比
較的しっかりしていると思っていたのですが・・・

連絡番担当の日、リミットが近づくとはらはらします。早く連絡して
くれ、無事でいてくれ・・と。これだけ長い間やっていても、未だに
この緊張は直りません。また、普段行かない川に行くときの連絡番を
するのは、正直気の進むものではありません。2年前の歴ヌビ事故が
頭をよぎるからです。全く知らないところで大きい事故が起こったと
きに、自分は札幌の代表として対処できるのか?と思ってしまうので
す(情けないですが)。

中林が言ったように、連絡番にできることは限られています。また、
プラスになるものを受け取ることは全くありません。事故を起こしたとき
にのみ重要になってくる普段は全く存在が見えない役割です。
安全であればあるほど存在価値が忘れられていく役割です。(これは仕方の
ないことなのかも知れませんが・・・)

今回のケースで、連絡番に対する意識がどうだったかのかはわかりませんし、
またそれが問題だったのかもわかりません。しかしながら、別の投稿で
言いましたように、(連絡番・在札部員を含む)サークルの代表(川に行っ
たと言う意味で)としての責任感が欠落していたのは事実でしょう。

カヌーに行かない人が連絡番をするということについては、今後もそれで
よいと思っています。カヌー部において、カヌーに行きたい人がカヌーに
行くのは当然のことだと思いますし。また、私にできることは限られていて、
それを遂行することが、私のこのサークルでの「責任」だと思っていますので。
ですが、皆さんには中林が書いたような、また私がここで書いたような気持ち
で連絡番を引き受けていることは心に留めておいていただきたいと思ってい
ます。

今回の事故と関係しているのかはわかりませんが、連絡番の話になったので
いい機会だと思い、書かせていただきました。まとまりのない文章で申し訳
ありません。

以上
                       坂崎

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